低加水麺と多加水麺

麺類 料理

目次

低加水麺と多加水麺について

ラーメンに使われる麺は中華麺と呼ばれ、原材料は主に、小麦粉(準強力粉)、塩、水、かん水です。
かん水(かんすい)は漢字で「梘水、乾水、漢水・・・」といったように沢山の表記ができ、炭酸ナトリウムや炭酸カリウム等のアルカリ塩水溶液を示唆します。
この中華麺に含まれる水の比率は加水率と呼ばれ、加水率が35%前後の中華麺が多く流通しており、利用されています。
この加水率が30%程度、もしくはそれを下回ると低加水麺と呼ばれます。
40%程度、あるいはそれ以上となる多加水麺と呼ばれます。

低加水麺は小麦の味、香り、食感などが強くなり、特に食感については「ごわごわ」、「ざわざわ」といった硬めの感じがし、違和感を覚えるかもしれませんが、伸びやすく、スープによく絡みやすいという特徴を持ちます。
多加水麺は、低加水麺とはことなり、伸びにくく、スープと絡みづらいという特徴を持ちます。そのため、少し濃いめのスープを利用するようなつけ麺に利用されることが多いです。

なお、焼きそばの麺も蒸して油を絡めた中華麺ですので、低加水麺や多加水麺という種類があります。

低加水麺や多加水麺を扱う店舗様は非常に多いのですが、正式に公開されていたり、実際に食べてみてスタッフさんに尋ねないとわからない場合があります。

低加水麺を扱っている店舗様

ちとせ家

烏山のちとせ

2018年3月24日
京王線の千歳烏山駅からほど近い場所に旧甲州街道沿いにある、横浜家系ラーメンの「ちとせ家」です。
つけ麺以外にも低加水麺が使われています。

こいのぼり

下高井戸の広島ファンが集まる場所!?

2018年5月18日
京王線の下高井戸駅から甲州街道沿いにある、広島風のお好み焼き屋さんの「こいのぼり」です。
低加水麺を扱っています。

壱角家 田町店

横浜家系ラーメンの壱角家

2020年1月13日
JR田町駅の芝浦口(東口)からほど近い場所にある、横浜家系ラーメンの「壱角家 田町店」
低加水麺以外を使った麺もメニューも用意されています。

多加水麺を扱っている店舗様

九十九

ふくろうぷらざの99店舗目は九十九

2018年6月24日
元祖チーズラーメンの「九十九ラーメン」では、多加水麺を扱っています。
こちらは恵比寿駅から渋谷橋を渡った場所にある「九十九ラーメン 恵比寿本店」です。
チーズを利用したこってりとしたスープなので、スープと絡みづらい麺を使いバランスをとっているかもしれませんね。

中華そば トリコ(TORICO)

烏山のトリコ

2020年2月12日
京王線の千歳烏山駅の西口改札からほど近い場所にある「中華そば トリコ(TORICO)」です。
こちらの店舗様では、つけ麺に多加水麺を扱っています。
店舗様によって公開する・しないはあるとはお思いますが、つけ麺では、多加水麺を利用されている店舗様が多いのではないでしょうか。

まとめ

多加水麺はつけ麺で利用されることがあるので、比較的馴染みがあり、はじめて食べても抵抗がないかもしれませんが、低加水麺は何度か食べないとないと馴染めないことが多いかもしれません。
ただし、何度も低加水麺を食べて、その食感や味に慣れていけばいくほど、楽しめるかもしれません。
低加水麺を扱っている店舗様は少ないかもしれませんね。