天王寺のブンゴ

「錦野あきらコース」というコースメニューを注文しました。
ブンゴは大分県初の豊後牛サポーターショップであり、コース名には大分県出身の著名人の名前が使用されています。
こちらの写真はキムチ盛合せです。
ナムル盛合せとチョレギサラダとほぼ同時に、最初に卓上に運ばれる料理です。

続いて卓上に運ばれる料理は、「和牛ユッケ」です。
この料理では、肩ロースやランプ肉（しり肉）のいずれかの部位が使用されていると思われますが、正確な部位までは不明です。
和牛ユッケは生ではなく、加熱処理が施されています。
この料理は脂身が少なく、ほとんどが赤身肉ですが、柔らかさと深い味わいを持っています。タレによって、お肉の優しい甘味がしっかりと引き出されています。

続いて、上霜降りタンと希少部位2種が卓上に運ばれます。
ガスコンロでお好みの焼き加減で調理します。

イチボは霜降り状の脂が豊富に含まれておりますので、ガスコンロ上で焼く際には焼きすぎに注意が必要です。
通常、1分以上焼いてしまうと肉が焼きすぎになる可能性があります。
しかし、適切な焼き加減で調理すると、柔らかさと豊かな風味を楽しむことができます。

見た目から上カルビだと伺えました。
味もまさにカルビ肉で、豊富な霜降りの脂身が口の中にじゅわっと広がる快感がなんともいえません。
さらに、繊維が柔らかく、口の中でほろほろと崩れる食感が楽しめました。

そして、上霜降りタンも焼いていきます。
霜降りの脂身には豊かな甘みがあり、その甘味が肉全体に広がります。
また、脂身が多いため、肉に染み込んだ脂が深く豊かな旨味を与えます。
口に入れると、肉の繊維が程よくほぐれ、滑らかな食感を楽しむことができます。噛むごとに口の中で肉の風味が広がり、豊かな味わいが感じられました。

続いて、「和牛炙り肉寿司」のお肉をスタッフさんがガスバーナーで炙ります。
赤身と脂身が均等に分布しており、特に中心部分は赤身が豊富で、周囲には霜降りの脂の塊があります。
そのため、使用されている部位はサーロインである可能性が高いと思われます。

スタッフさんがガスバーナーでお肉を約2分ほど炙ります。
その後、野菜や海苔をお肉にサンドし、巻いて「和牛炙り肉寿司」として完成します。
一口で食べるには大きすぎるため、食べやすいサイズにカットして少しずついただきます。
口の中で噛む度に、赤身肉と脂の旨味が口いっぱいに広がり、至福のひとときを楽しむことができました。

続いて、「和牛すき焼き」です。
少し焼くとほろほろと崩れていきますので、ハラミだと思われます。

焼いたお肉を、生卵につけて食べました。
焼いて崩れた部分に生卵がしっかりと絡み、お肉と卵のタンパク質の調和を楽しめました。
お肉を少し焼きすぎてしまい、焦げ目がついてしまいましたが、味わいには全く劣化を感じませんでした。

「錦野あきらコース」のお肉のラストは、希少部位2種と上ハラミです。

上ハラミは脂身が少ないため、ガスコンロで焼く際には赤身肉の部分が崩れやすくなるので、焼きすぎには注意が必要です。
口の中に含んだ際に、赤身肉の味わいを楽しみながら、食べたお肉が体の筋肉の一部となるような錯覚に陥りました。

こちらは、カイノミ（内モモ肉）、牛の希少部位の一つです。
霜降りの脂身が少ないですすが、ほとんどが赤身の肉ですが、やや締まりのある肉質、赤身の深い旨味を楽しめました。

霜降りの脂身が比較的多く含まれており、赤身と脂身のバランスが取れていますので、部位はリブロースであると思われます。
鮮やかなピンク色のお肉です。
しっとりとした食感があります。脂身の風味が最高でした。

そして、お肉料理が終えた後に登場した白湯スープ（パイタンスープ）、口の中の余韻を洗い流す効果があります。

「本日のデザート」であるミルクシャーベットはコースの最後に卓上に運ばれました。
軽やかで爽やかな味わいのミルクシャーベットを最後に食べることで、食後の口の中を清涼感で満たされるような気分になりました。