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富山の路面電車について
富山駅周辺を移動する交通手段として、富山ライトレール株式会社が運営するポートラム(富山ライトレール)と富山地方鉄道株式会社が運営する路面電車(市電)があります。富山ライトレールについては、「富山駅北」から「岩瀬浜駅」を往復します。
市電については、富山市内をぐるっと巡回する「環状線」と「市内電車」の2種類あります。
市内電車は富山駅から南富山駅前を往復する「1系統」と富山大学から富山駅を経て南富山駅を往復する「2系統」があります。
なお、環状線が「3系統」になります。
これらの車両はいずれも2両編成です。
料金と割引券
料金は1回の移動で200円(小児は100円)です。ホテルなどで半額利用券が配布されています。
半額利用券の裏面には、ライトレールと市電のルートが記載されています。
ポートラム(富山ライトレール)の停車駅
ポートラム(富山ライトレール)の停車駅は、富山駅北と岩瀬浜を往復します。富山駅北を出発し、インテックス本社前、奥田中学校前、下奥井、栗島(大阪屋ショップ前)、越中中島、城川原、犬島新町、蓮町、大広田、東岩瀬、競輪場前、終点の岩瀬浜までです。
市内電車(1系統)
富山駅と南富山駅前を往復します。富山駅、電鉄富山駅エスタ前、地鉄ビル、電気ビル前、桜橋、荒町、中町(西町北)、西町、上本町、広貫堂前、西中野、小泉町、堀川小泉、大町、南富山駅前を往復します。
南富山に向かうときは、中町(西町北)には停車しません。
市内電車(2系統)
大学前と南富山駅前を往復します。大学前、富山トヨペット本社前(五福末広町)、安野屋、諏訪川原、丸の内、県庁前、新富町、富山駅、電鉄富山駅エスタ前、地鉄ビル、電気ビル前、桜橋、荒町、中町(西町北)、西町、上本町、広貫堂前、西中野、小泉町、堀川小泉、大町、南富山駅前を行来します。
南富山に向かうときは、中町(西町北)には停車しません。
環状線(3系統)
環状線(3系統)は、半時計周りで、富山駅、新富町、県庁前、丸の内、国際会議場前、大手モール、グランドプラザ前、中町(西町北)、荒町、桜橋、電気ビル前、地鉄ビル、電鉄富山駅エスタ前、富山駅と巡回します。富山駅北
富山駅から富山駅北に移動するには地下道を通る必要があります。南口から北口へ
2019年3月下旬には、このように南口から北口への仮通路ができております。
以前に比べると、かなり南口への移動が楽になりました。
そして、遂に2020年3月21日に富山駅路面電車南北接続が開業しました。
富山駅から富山駅北まで移動することなく、ライトレールと市電の乗り換えができるようになりました。
南北の通路ができる前、富山駅南から北への移動は、かなり遠回りでした。
富山駅南口を出て、「きときと市場」の正面付近にこのような地下道への入り口がありますので、ここを一旦降ります。
階段を降る(エレベータでも降りられます)と左右への分岐があるので、右方向(北1〜5)に移動します。
北口に出る手前ぐらいで、このようなからくり時計があります。
「北1」 の出口を出ると「富山駅北」のプラットフォームの近くに出ることができます。
富山駅北のプラットフォームが存在していたことは、そのうち地元の方々の思い出として残ることでしょう。
2020年10月下旬の光景ですが、このように富山駅北のプラットフォームは無くなり、更地となっています。
富岩運河環水公園へ
北2などに出て、そのまま眼前の道をまっすぐ道なりに進むと「富岩運河環水公園(カナルパーク)」に行くことができます。富山ライトレールだと出発してすぐに右折するため、少し離れてしまうので、徒歩で向かったほうがいいかと思います。
岩瀬浜海水浴場へ
富山駅北から出発して、岩瀬浜駅に向かいます。
富山ライトレールでは、「奥田中学校前」からこのように路面ではなく、線路に切り替わります。
富山駅北から30分程度で岩瀬浜駅に到着します。
徒歩5〜10分程度で「岩瀬浜海水浴場」に移動できます。
富山駅南
富山駅の南口には、「きときと市場 とやマルシェ」にはたくさんのお土産屋さんと飲食店がありますので、ぶらりと立ち寄るのもいいと思います。「マリエとやま」は南口を出て、目と鼻の先にあります。
富山駅から富山大学へ
富山駅の南口を出てすぐに、市電のプラットフォームがあります。
路面電車もいいですが、歩いて富山大学まで向かいます。
路面電車のプラットフォームですが、方向によってプラットフォームの位置が少しずれています。
場所によっては、信号を渡ってしまうと、「あ、間違えた」といったことになります。
富山大学に向かう途中「神通川(じんずうがわ、じんづうがわ、じんつうがわ)」があり、富山大橋を渡ります。
橋の手前にこのような「万葉の歌碑」があります。
富山大橋の建設の経緯なども掲示されています。
富山大橋を渡っていきます。
大橋の途中の光景です。
飛行場がこの先にあるので、ときどき飛行機を見ることができます。
富山大橋を渡ると「五福公園」が左手方向にあり、さらに歩いていくと富山大学に到着します。
不審者と思われる可能性があるので、中には入りませんでした。
帰りは歩きではなく、せっかくなので、「大学前」の駅から市電を使いましょう。
ちなみに、高校生や大学生が大勢いるなかに、おじさんがポツンと立っている姿はあまりいい光景でなかったはずです。
富山城へ寄り道
丸の内または国際会議場前で下車すると富山城に寄ることができます。
TGC2018(TGCはToyama Girls Collectionの略)が開催される前に来たので、このようなフレームがあちこちにありました。
富山駅へ
富山駅に戻ります。これは車内から神通側を撮影しました。
環状線から市内電車に乗り換える場合、一旦精算しなくても、乗換券をもらうことで、余分な金額がかからずに移動することができます。
富山駅前ですが、晴れていれば眼前の光景はかなり良かったと思いますが、これも時の運です。
南富山駅
市内電車の1系統、2系統でのターミナルとなる南富山駅前です。
この付近はビルや住宅街、商店街などがあります。
「南富山駅」はすぐ近くですので、不二越線や上滝線に乗り換えることができます。
市電の車庫がありますが、そこに向かうときは路面ではなく、線路に切り替わります。
まとめ
路面電車が駅に到着する前後で、メヌエットが流れます。古い世代の人間なので、この音楽を聞いて、携帯電話の着信音だと勘違いしましたが、さすがにこの時代にメヌエットを着信音に設定されている方はあまりいないですよね。
メヌエットといえばモーツァルトの曲と勘違いするときがありますが、J.S.バッハですね・・・と思っていたらそれも間違い。
クリスティアン・ペツォールトというドイツ人の作品だと近年修正されていますね。
さて、話がそれましたが、大学前の駅で、多くの人が混雑した電車に乗ろうとせず次の電車を待っている「ゆとり」に少し心を惹かれました。
都内の朝の通勤時では飛び込み乗車が問題となっておりますが、ここではその問題がなさそうな気がしました。
なお、観光などで富山を移動する場合、タクシー会社の電話番号を控えておくとなにかと便利です。