できたてのじゃがりこ、何かが違うかもしれません

カルビー じゃがりこサラダ できたて実感カップ 全般
ポテトチップス うすしお味 できたて実感パック」から、製造後10日以内の商品を店頭に届ける“できたてシリーズ”が誕生し、第二弾では「かっぱえびせん できたて実感パック」が登場しました。
そして第三弾となるのが「じゃがりこサラダ できたて実感カップ」。できたてならではの、いつもとは少し違う風味を楽しめます。

目次

「じゃがりこサラダ できたて実感カップ」について

2025年12月10日より、セブン‐イレブンで「じゃがりこサラダ できたて実感カップ」が発売されました(税込215円)。
通常の「じゃがりこサラダ」は税込199円のため、今回の商品はやや価格が上がっています。ただ、製造から10日以内のものが提供されるため、表面に油分がしっかりと残っており、いつもとは少し違った風味を楽しめるかもしれません。

実食

パッケージ
「できたて」であることを視覚的に伝えるためか、じゃがいもが育つ大地を思わせる落ち着いた色調のパッケージになっています。

概要
製造から10日以内のものが提供される「じゃがりこサラダ」です。
パッケージのフタには、「いつもより短いじっかんでお届け」と、 “時間” と “実感” をかけたダジャレが記載されています。


「じゃがりこサラダ できたて実感カップ」のカロリーは、1カップ(57g)当たり285kcalです。栄養成分の値は通常の「じゃがりこサラダ」と同一です。

感想
「できたて」と通常のサラダ味を食べ比べてみると、「できたて」のほうが脂の香りを強く感じ、通常のサラダ味はじゃがいもの香りがより際立っているように思いました。
後味はほぼ同じですが、「できたて」は油がまだスティックに完全には馴染んでいないため、舌触りや口の中に広がる香りが異なり、口当たりの印象も変わってくると感じました。

まとめ

「できたて」のじゃがりこと通常のじゃがりこを並べてみると、まず香りを確かめた瞬間に、油の香りがふっと強く立ち、思わず胸を撫で下ろしました。ああ、まずはひとつ違いを見つけられた、と。
後味こそ似ていますが、口に入れたときに広がる香りの向きや、油がまだ完全には馴染んでいない独特の舌触りが、「できたて」の存在をかすかに主張します。その小さな変化を拾い上げられたことに、ほんの少しだけ得意気になる自分がいます。
けれど、食べ進めるうちに、鼻も舌も次第に慣れていき、気づけば境界線が曖昧になってしまう。どちらが「できたて」で、どちらがいつものじゃがりこなのか──その輪郭はあっけなくぼやけてしまいます。だからこそ、時間を置きながらゆっくりと食べ比べでもしない限り、「できたて」の実感はすぐに薄れてしまうのです。
思えば、この“できたて感”も永遠ではありません。店頭に並んでから日が経てば、いずれ通常のじゃがりこの顔つきへと戻っていくはずです。そう考えると、仕入れから10日以内に売り切らないと、ただ少し高いだけのじゃがりこになってしまうのでは──と、寒波が迫る冬空を見上げながら、ついひとりごとのように愚痴をこぼしてしまいました。

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