創業ビーフカレー、勝つのは「松屋」か、それとも「松のや」か！？

「松屋」の「創業ビーフカレー」は、「カレギュウ」にして、生卵をトッピングして注文しました。

余計なものを加えないシンプルな美味しさが魅力の松屋の「創業ビーフカレー」。そこに、牛めし用のタレで和えた牛バラ肉と甘い玉ねぎをトッピングすれば、背徳感こそあるものの、罪悪感はまったくありません。

「カレギュウ」にするだけでなく、生卵もトッピング。
生卵はビーフカレーとの相性が抜群で、コクとマイルドさが加わることで、その味わいを一層引き立ててくれます。

クミン、コリアンダー、ターメリック、カルダモンといったスパイスの芳醇な香りが広がるカレーは、懐かしさというよりも、どこか馴染み深さを感じさせる味わいでした。
じっくり炒められた玉ねぎは粒感を残しつつも、その存在感はしっかりとしており、絶妙な甘みがカレーの風味をいっそう引き立てていました。
さらに、ひと口サイズの牛すじ肉がいくつか入っていて、口の中で旨味の余韻を残しながら溶けていく様子は、とても魅力的でした。

「松のや」では、海鮮フライ3種（イカ・えび・白身魚）をのせた「創業ビーフ海鮮カレー」を選びました。

タルタルソースがセットになっているため、カレーと一緒にせず、海鮮フライを個別に味わうことができます。
卓上の特製ソースも用意されているので、お好みに合わせてイカ・えび・白身魚のフライを楽しめます。

「松のや」の「創業ビーフカレー」には、「松屋」とは異なり、ひと口サイズの牛すじ肉は含まれていません。
スパイシーさやビーフの旨味の主張は控えめで、代わりに玉ねぎの甘味と旨味が際立っているように感じました。
そのため、フライやカツのおいしさを引き立てる、絶妙なカレーソースに仕上がっているように思われました。