造幣局内の造幣博物館

造幣博物館(大阪市) 施設

目次

「造幣博物館(大阪市)」について

大阪市内にある造幣博物館は、日本の貨幣の歴史や製造過程を紹介する博物館です。
造幣局(大阪支局)の敷地内にあり、入館は無料です。
博物館では、日本の貨幣の歴史や種類について展示があり、実際に使用された貨幣の展示や、貨幣の製造工程を見学することもできます。
貨幣の製造現場を再現した展示もあり、貨幣の製造についても学べます。
なお、博物館の入口付近には、桜のトンネルが形成される美しい桜並木がありますので、毎年春に「桜の通り抜け」が開催されております。

場所

造幣博物館がある造幣局の最寄り駅は、JR東西線「大阪天満宮」、Osaka Metro「南森町」駅、Osaka Metro「天満橋」駅、京阪電車「天満橋」ですが、いずれも徒歩15〜20分程度要します。

地図はこちらです。

入館について

造幣局 受付所
まずは、造幣局の受付所に向かい、こちらで造幣局内の入館手続きを実施します。
造幣博物館はこの手続で入館できますが、造幣局の製造ラインなど、一部の施設については、見学には事前に予約や手続きが必要となる場合があります。

博物館近く
造幣局の受付が完了したら、左手方向に進み、突き当りを右折し、直進していくと、右手方向に造幣博物館が見えてきます。
さらに、この先を進むと造幣局の桜並木があります。
毎年、桜が咲く、春には「桜の通り抜け」というイベントが開催されております。

造幣博物館内

大時計
造幣博物館の入口付近、造幣局が創業した1872年の大時計が、今も時を刻んでおります。

加納夏雄氏が施策した貨幣
加納夏雄氏が施策した貨幣も展示されております。
加納夏雄氏は、貨幣製造に関する知識を体系化し、貨幣学という学問を確立することにも尽力しました。
その業績は、日本の貨幣制度の近代化に大きく貢献しただけでなく、世界の貨幣製造技術の発展にも影響を与えたとされています。

貨幣の製造機
造幣博物館の2階には、貨幣の製造機が陳列されております。

500円玉
この500円硬貨の試鋳品(しちゅうひん)は、日本で初めて発行された500円硬貨の製造過程で作られたものです。
日本の貨幣史において、非常に貴重な展示品となっています。

1964年(昭和39年)10月に開催された東京オリンピック夏季大会の入手メダル
1964年(昭和39年)10月に開催された東京オリンピック夏季大会の入手メダルも展示されております。

札幌オリンピック冬季競技大会の入賞メダル
こちらは、札幌オリンピック冬季競技大会の入賞メダル。
1972年(昭和47年)2月に開催され、金メダル、銀メダルは表側、銅メダルは裏側で展示されております。

長野オリンピック冬季競技大会
1998年(平成10年)2月に開催された長野オリンピック冬季競技大会の入手メダルです。

長野パラリンピック冬季競技大会の入手メダル
1998年(平成10年)3月に開催された長野パラリンピック冬季競技大会の入手メダルです。
冬季パラリンピックは、1976年にスウェーデンのオーレではじめて開催されました。

東京2020パラリンピック競技大会入手メダル
2021年に開催された、東京2020パラリンピック競技大会入手メダル、表面には、パラリンピックシンボルが描かれております。

東京2020オリンピック競技大会入手メダル
東京2020オリンピック競技大会入手メダル、表面には、ギリシャの首都アテネにあるパナシナイコス・スタジアムが描かれております。
東京2020パラリンピック競技大会入手メダルと同様、ガラスケースに吊るされているため、表面だけではなく、裏面も確認できます。

まとめ

造幣局(大阪支局)の敷地内にある造幣博物館を紹介させていただきました。
こちらでは貨幣の展示や製造工程、オリンピックの入場メダルも見学できます。
ほとんどの展示物については写真撮影が可能ですが、紫綬褒章や瑞宝章、旭日章、文化勲章、勲一等旭日大綬章といった勲章については撮影が許可されていません。
しかしながら、実際に来館して自分の目で確認する価値は十分にあると思います。