世界の楽器博物館

浜松市楽器博物館 施設

目次

浜松市楽器博物館について

世界中から収集した過去から現代まで、まさに古今東西の楽器が展示されております。
日本で唯一の公立楽器博物館で、かつ世界的にも大規模な楽器博物館です。
1995年(平成7年)4月に開館し、2006年(平成18年)3月21日に、リニューアルオープンしました。
天空ホールでのコンサートを聞かない、体験ルームで楽器を使ったりしない場合、一通り見る所要時間は1時間程度です。

9:30~17:00まで開館しており、閉館日は第2・4水曜日(祝日の場合は翌日、8月は無休)です。
年末年始は閉館しており、また、臨時閉館日もあります。

場所とアクセス

JR浜松駅の改札を抜けて、北口にでます。
右手方向に進み、横断歩道を渡り、左折し、道なりに進むと横断歩道があり、そこを渡り右折します。
道なりに進んでいきますと「浜松市楽器博物館」が左手方向に見えてきます。

地図はこちらです。

館内

エントランス

エントランス1
団体割引もありますが、大人一人の料金は800円(2018年11月時点)で、団体割引もあります。
高校生は1人400円で、中学生以下は無料で入館できます。
また、70歳以上、障害手帳所持者(介助者が要な場合は、介助者1名を含む)も無料です。
エントランス2
チケット入手後、ピカピカの白い大理石の床を歩いて自動ドアの先に楽器が展示されています。

1F

第一展示室

アジア1
入り口付近に第一展示室があり、アジアの楽器が陳列されています。
このエリアだけで展示されている楽器の数は420もあります。
アジア2
韓国の伽耶琴、青銅ガムランや竹ガムランなどが展示されています。
初めて見聞きする楽器ばかりです。

アジア3
この太鼓のような楽器はヨンゴというアジアの楽器ですが、国名まではわかりませんでした。
アジア4
こちらの神輿のような形の楽器は、ジャワ打楽器「ガムラン」です。

アジア5
「タール」、「ドタール」、「セタール」などの楽器が陳列されています。
アジア6
楽器の一部には、その楽器を使った音楽をヘッドホンで試聴することができます。

アジア7
「ルバーブ」や「ウード」、「ケーン」などの楽器が展示されています。
アジア8
こちらの龍の形のようなものも楽器で、サイン・ワインというミャンマーの楽器です。

アジア9
日本の楽器も200点ほどあります。
大鼓、小鼓や八雲琴、雅楽器などが展示されています。
アジア10
こういった琴や三味線などの楽器を使った音楽も試聴できます。

アジア11
数多くの種類の大鼓、小鼓あります。
アジア12
これらの展示物は触れることができません。
体験ルームで一部の楽器を利用することができます。

第四展示室

第四展示室1
1Fには第四展示室があり、電子楽器や国産洋楽器があります。
第四展示室2
トライデントや試作1号の電子ピアノがあります。

第四展示室3
シンセサイザーやシステム700など、試聴だけではなく、詳細な資料も用意されています。
第四展示室4
エレクトーンE-3といって昭和43年に製造されたエレクトーンです。
楽器の街、浜松で製造されました。

体験ルーム

体験ルーム1
第四展示室の先には体験ルームがあります。
ここで、ピアノ、ギター、電子ドラム、足踏み式のリードオルガン、馬頭琴、コンガやボンゴなどを体験できます。
体験ルーム2
こちらは、「クーロン・エー」というタイの楽器です。
建物の入り口付近にも同じ楽器がありました。

B1F

1FからB1Fへ

1F-B1-1
地下1階にも楽器は展示されています。
階段だけではなく、エレベーターでも行けます。
1F-B1-2
階段から降りた場所に天空ホールがあります。
ときどき演奏会が開催されています。

第二展示室

第二展示室1
地下1階の第二展示室には、オセアニア、アフリカ、ヨーロッパの楽器が展示されています。
第二展示室2
「モセーニョ」、「トーヨ」、「アンターラ」、「チュンチュ笛」などです。

第二展示室3
アジアの音楽がどことなく懐かしさを感じますが、こういった楽器を使った音楽はどことなく馴染みがあります。
第二展示室4
「ンゴマ」という名前の楽器があり、「ン」と撥音(はつおん、はねるおん)から始まる楽器は読みにくいですね。

第二展示室5
様々な種類の木製ハーブですが、人魚がでてきてもおかしくないですね。
第二展示室6
「サックバット」、「ヴォルグトロンボーン」、「ピュサン」、「バス・チューバ」などです。

第二展示室7
ドゥアール・マネの「笛を吹く少年」の絵が展示されています。
ほとんどがフルートですが、ピッコロもあります。
第二展示室8
こちらはマヤの楽器で、リコーダーやオカリナの仲間やトゥンという太鼓のようなものもあります。

第三展示室

第三展示室1
第三展示室は鍵盤楽器です。
こちらは、ジラフ・ピアノとキャビネット・ピアノです。
第三展示室2
今でも使えそうなピアノですね。

第三展示室3
ピアノの誕生についての資料です。
1700年代というかなり昔にイタリアの方が考案されたのですね。
第三展示室4
「クリストフォリ・ピアノ」を復元したものです。
「クリストフォリ」とはピアノを考案された方で、現存するクリストフォリのピアノでこちらが最も古いそうです。

第三展示室5
こちらは「チェンバロ」です。
第三展示室6
一番左のピアノの名前はメモを紛失したため、不明ですが、他の2台は左から「タンジェント・ピアノ」、「アップライトピアノ」です。

まとめ

楽器の街でもある浜松市の楽器博物館ですが、JR浜松駅から非常に近い場所にありますので、何かの用事で浜松に来たときに行きやすい観光スポットの一つです。
単純に見て回るだけであれば1時間の所要時間で回れると思いますが、試聴したり、資料を読む等もされる場合、2時間ぐらいは見込んだほうが良いと思います。
天空ホールでコンサートも開催されたりしますので、観光等で立ち寄られたい場合、公式サイトでスケジュールが案内されているので、そのタイミングも考慮することで、より楽しめます。
体験ルームでは様々な楽器を体験できますし、お子様用のスペースもあるので、休憩場所としても利用できます。
また、完全バリアフリーとなっている点には感服しました。