福祉公園内の富山城と佐藤記念美術館

富山市郷土博物館(富山城) 施設

目次

富山城(富山市郷土博物館)について

1543年頃に、神保長職(じんぼう ながもと)が家臣の水越勝重(みずこしかつしげ)に命じて富山城が築かれたと言われています。
神保長職は1560年に上杉謙信の攻撃により富山城を追われ、その後、上杉氏と神保長職との間で、一向一揆の争奪の的となり、1578年に、長職の子とされる神保長住が織田信長の後ろ盾を得て富山城に入城しました。
1582年には、神保長住は上杉方の家臣に背かれて城内に幽閉され、失脚し、佐々成政が富山城主に替わりました。
その後、佐々成政は本能寺の変の後、豊臣秀吉と離れ、1585年8月に、秀吉率いる軍に城を囲まれ降伏し、富山城は破却されました。
前田家に越中一国が与えられ、前田利長が大改修を行った後、金沢城から移り住み隠居城としたが1609年に建物の大半を焼失したため、富山城には家臣の津田義忠が城代として入りました。

2019年時点では、本丸と西の丸の一部が残り、富山城址公園となっています。

場所

市内電車(環状線)の国際会議場前で下車後、少し北上すると富山城が正面に見えてきます。

地図はこちらです。

富山城址公園を歩く

入り口

千歳御門
こちらは福祉大通りに面した千歳御門です。
遅い時間でも入園されている方が散見されてました。
正門
市内電車(環状線)の国際会議場前で下車後、少し北上すると富山城が見えてきます。

富山城(富山市郷土博物館)

富山城(1)
福祉公園を散策する前に、富山城(富山市郷土博物館)を見学しました。
富山城(2)
城内(館内)の入り口へと向かっていきます。

富山城(3)
2019年10月に訪問しましたが、場内のみであれば、210円、佐藤記念美術館も見学したい場合、310円でした。
高校生以下は無料ですが、私は高校生でないので、しっかり料金を払いました。
富山城(4)
城内(館内)へと入っていきます。
荷物は料金を支払った後、預けることができます。

富山城(6)
最上階まではいけませんが、エレベーターがあるので、車椅子などの方も利用できます。
富山城(6)
城内(館内)には、文献や往来物も展示されていますが、このように立体模型の上でホログラムにより、富山城の経緯について詳しい説明が映像と音声で流れています。

富山城(7)
反対側でも、歴史に伴う富山城の変化についてホログラムで映像化されていました。
富山城(8)
間からみると、このように模型しかありません。

富山城(9)
天守展望台へは階段で上がっていきます。
富山城(10)
多くの観光客の方が、こちらの天守展望台で記念撮影をされていました。

和風庭園付近

和風庭園(1)
富山城を出て、まずは和風庭園をぐるりと散歩しました。
和風庭園(2)
乗馬の撮影ポイントがありました。
2019年9月に訪問した際、馬は見当たりませんでしたので、シーズンがあると思います。

和風庭園(3)
ちょっとした高台があったので、坂道を上りました。
和風庭園(4)
天気が良ければ、撮影場所として高台付近が一番のスポットかもしれません。

和風庭園(5)
富山城の入口付近から和風庭園方向に撮影するとこのような光景です。
和風庭園(6)
こちらの古風な庭園が和風庭園です。

和風庭園(7)
和風庭園から富山城を撮影してみました。
曇り空だったのが少し残念でした。
和風庭園(8)
天気が良いときは、こういった芝生の中心で寝転がりたいですよね。

芝生公園

芝生公園(1)
お昼前の時間に、芝生公園を散策しました。
芝生公園(2)
旧県会議事堂跡です。
ここに2階建ての洋風建築物があったとは、あまり想像できません。

芝生公園(3)
遠くに市内電車が走っている姿が見えますが、帰宅時はここから出て、富山駅に向かいました。
芝生公園(4)
眼前に広がる芝生の広場ですが、この撮影後、子どもたちが、野球を楽しんでいました。

芝生公園(5)
市制100周年のタイムカプセルの場所です。
1990年3月に設置されて、タイムカプセルを掘り出すのは2089年4月の200周年のときです。
そのときまで頑張って生きていたいですね。
芝生公園(6)
戦災復興記念像です。
富山市も第二次世界大戦の被害を受けた場所ですね。

芝生公園(7)
戦時中に戦士した、殉職警防団員碑です。
ただ、静かに瞑想し、ご冥福をお祈りしました。
芝生公園(8)
富山藩二代藩主、前田正甫(まさとし)の銅像です。
この方は、富山の薬売りの祖といわれていますね。

佐藤記念美術館

佐藤記念美術館(1)
泉庭園の裏側に位置する、佐藤記念美術館も訪問しました。
佐藤記念美術館(2)
2019年9月に訪問した際は、富山ゆかりの絵画と工芸品と展示がありました。
撮影は禁止で、荷物は受付のスタッフさんに預かっていただけます。

佐藤記念美術館(3)
館内にはカフェがありました。
佐藤記念美術館(4)
カフェから外の景色をぼんやりと眺めながらゆったりと過ごすのもありですね。

佐藤記念美術館(5)
コーヒーセットを注文するとお菓子(らくがん)がセットです。
佐藤記念美術館(6)
福祉公園内を歩き回ったら、ここで休憩するのも良いですね。

松川公園

松川公園(1)
前田正甫(まさとし)の銅像にはちょっとした池があり、朱い橋がなんと言えず風流でした。
松川公園(2)
松川を渡る橋がその先にありました。

松川公園(3)
こういった庭園でのんびりと過ごすのも休日の贅沢だと思います。
松川公園(4)
公園内で、子どもたちが何人か見かけました。

松川公園(3)
富山十代藩主の前田利保は千歳御殿を築城し、桜を多く植えたそうです。
桜が老化したので、この千歳桜の碑石を残したとのことです。
松川公園(4)
園内には、松川茶屋があり、ここでも一服に良いのではないでしょうか。

まとめ

富山の方に観光スポットを伺ったところ、こちらの富山城(富山市郷土博物館)については、正直どなからも勧められていませんでした。
何度か富山を訪問するうちに、気になったので、新幹線で帰宅するまで時間があったので、寄り道してみました。
私的には夜はライトアップされて、記念撮影として遜色ないと考えておりますし、富山城と佐藤記念美術館の両方を見学しても300円ほどですので、富山市に行くことがあれば、見学する価値は十分にあると思いました。
尤も、地元の方と、そうでない方の価値観には乖離がありますし、個人の好みにも依存してしまうところは否定はできませんが、1、2時間ほどで十分に散策できますので、空き時間ができたら、この福祉公園を訪問する価値は十分にあると思いました。