目次
はじめに
2021年の観桜(花見)については、2020年と同様、ほとんどの区域が立入禁止や飲食厳禁となっていたため、身近な場所で鑑賞しました。尤も2020年は満開の桜に雪が積もるという珍しい事象が見られました。
2021年は関東地方を中心に強い雨風により、例年よりも満開の桜を鑑賞できる期間が非常に短くなった地域が少なかったと思われます。
それでも、雨風にさらされた満開の桜、その前後を「身近な場所」で観桜できたということは、ある意味貴重な経験なのかもしれませんね。
と或る場所の桜、そして雨
旧甲州街道沿いの「と或る場所」の桜並木、見上げると、太陽を沢山の桜の花で覆った光景でしたので、思わずスマートフォンで写真撮影をしました。
この桜並木、道行くほとんどの人は一度は見上げ、数秒立ち止まっていました。
どんなときも歩き続けるばかりではなく、ときには立ち止まって見上げることも意義があると信じています。
夕暮れ時の、と或る地方の桜並木、この付近には街灯がほとんどないので、夜になると、かすかな光で桜を愛でることができます。
夜、「夜景モード」で、街灯のない桜並木を撮影しました。
まさに満開を迎えた頃合いですが、翌日、強い風雨により、ほとんどの桜の花が散ってしまうことになります。
と或る地方の桜並木、日中にも関わらず分厚い雲に覆われ、その日は霧雨と小雨が繰り返し、夜には飛雨に変わり、多くの桜の花を散らしました。
と或る場所の調整池、広場に見えますが、大雨になると池のような状態になります。
この周囲には多くの桜並木が連なっています。
前日は晴天でしたので、多くの付近の住民が、観桜されていました。
桜並木に囲まれた調整池、その池には多くの鴨が泳いでおり、彼らの鳴き声が聞こえてくるのです。
翌日には強い風雨により、ほとんど散ってしまう桜並木、儚く勿体ないことではありますが、また次の年に、「と或る場所」で再会すれば良いのです。
その日を待ち遠しく思うからこそ、この一年を懸命に乗り切れるモチベーションになるのではないでしょうか。
調整池の近くまで歩んで、鴨を撮影。
どの鴨も膨よか(ふくよか)ですが、その理由は言わずもがな、ですね。
散り始めた桜の花びらが調整池に浮かび、そこを気持ちよさそうに泳ぐ鴨たち、どこへ向かうのか、できるだけ長い間、立ち止まって見届けたかったのですが、降雨が強くなってきましたので、その場を去りました。
前日の夕方から翌朝までの強い風雨が嘘のように晴天に恵まれた翌日の日中、多くの花は雨風により散りましたが、それでも観桜の価値は十分に残っていました。
調整池の水位がかなり上がってしまい、2、3日、広場としては利用できない状態となっていました。
見上げれば、ほとんど雲がない青空ですが、こうして調整池の水位を目の当たりにしますと、前日の豪雨がいかに激しかったかを物語っていますね。
まとめ
2021年の観桜、東京都、富山県、そして、もうひとつの「と或る県」で撮影した写真を本記事で掲載しております。前年の2020年同様、コロナ禍での花見となってしまいましたが、そういった状況下だからこそ、身近な桜を愛でようという気持ちが湧いてくるのだと思っています。
「桜の花見」といえば、有名な場所に移動して観桜、または桜の木の下でビニールシートを敷いて大勢で飲食といったことが例年の慣わしだったかもしれませんが、日本に住んでいる以上、桜は少し歩いた距離でも鑑賞できるという当たり前の事実があり、それを観桜するだけでも十分嗜むことができるということを改めて実感しました。
2022年、仮に翌年もコロナ禍で厳しい状況であっても、桜は咲くのですから、どこで、どういった状況で観桜できるか、楽しみですね。