そんな仙台駅で約1日、ゆとりある時間が取れたときの定番観光についてご紹介いたします。
目次
仙台駅周辺の観光について
ちょっと仙台まで出張。午後は自由行動ができそうだから、せっかくだし観光へ――そんなノリで「るーぷる仙台」に乗り、瑞鳳殿でパワースポットを訪れ、「仙台城跡」のVR体験でタイムスリップ。隙間時間でも、十分に仙台観光を楽しむことができます。ただし、観光バスや、そのバスで巡る各施設の多くはキャッシュレス決済に対応していない場合があります。1人あたり5,000円程度の現金を用意しておくことをお忘れなく。
仙台の観光
るーぷる仙台
「るーぷる仙台」は、仙台市中心部の主要観光スポットを結ぶ循環バスです。1日乗車券を手にすれば、気になるスポットを自由に巡ることができ、各施設でさまざまな特典も受けられます。効率よく、そして軽やかに仙台観光を楽しめる心強い存在です。
こちらが「西口バスターミナル16番のりば」です。仙台駅発の始発は9時ですが、休日は15番のりば付近まで列ができることもあります。そのため、始発の10分ほど前には並んでおくのがおすすめです。
「るーぷる仙台」は、平日は20分間隔、土日祝日は15分間隔で運行しています。万が一乗り遅れても、次の便が比較的すぐに来るため、慌てる心配はありません。
「西口バスターミナル16番のりば」のすぐそばにチケット売り場がありますが、支払いは現金のみとなっています。
瑞鳳殿
仙台藩祖・伊達政宗の霊廟である瑞鳳殿は、桃山文化の影響を色濃く残す豪華な廟建築です。現在の建物は、戦後に再建されたものとなっています。
仙台駅から「るーぷる仙台」には多くの観光客が乗車しますが、そのほとんどがこの瑞鳳殿前で下車します。うっかり乗り過ごしてしまう心配は、まずないでしょう。
仙台城跡
宮城縣護國神社に参拝した後、政宗公騎馬像の前で記念写真を撮る観光客の姿が多く見られました。
仙台市内を一望するその凛とした佇まいからは、往時の勇ましさがうかがえます。
大広間跡には、現在ほとんど遺構は残っていませんが、この周辺ではVR体験(スコープのレンタルあり)を楽しむことができます。
また、ところどころにQRコードが配置されており、スマートフォンで読み込むと位置情報と連動し、当時の城内の様子を確認できます。
大崎八幡宮
一之鳥居、二之鳥居をくぐった先には長い石段が続きます。1段1段、足元に十分注意しながら歩みを進め、三之鳥居を目指します。
宮城県内最古とされる長床の先にあるのが、現存する最古の権現造(ごんげんづくり)による御社殿(ごしゃでん)です。
「最古」という言葉が二度も登場するほど、それだけ格式の高い場所なのです。
定禅寺通
2025年10月12日は、ちょうど定禅寺通(じょうぜんじどおり)で「第28回 仙台みちのくYOSAKOIまつり」が開催されていたため、「るーぷる仙台」は一部運行経路が変更されていました。
躍動感あふれる演舞は、降雨で冷えた空気を震わせながら、出演者の体温を熱気へと変え、その熱が肌を通して胸の奥にある心へ火をともすかのようでした。
あいにくの雨ではありましたが、だからこそ出会えたこの光景を記憶に刻めたことが、何より嬉しく感じられました。
徒然言葉
仙台駅周辺を訪れ、ふと2時間ほど時間に余裕ができた――そんなとき、得体の知れない高揚感が湧き、少しでも仙台を満喫したくなります。もちろん、それは仙台に限ったことではありません。しかし「東北エリア最大の駅」という枕詞が、その欲求をいっそう駆り立てるのかもしれません。
この記事で紹介した施設を巡るのも良いですし、「宮城県美術館」を訪れたり、童心に戻って「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」周辺まで足を延ばしたりするのもおすすめです。
普段は立ち寄らないような場所でも、なぜか足を運びたくなる――そして、美術や建築、食べ物との出会いが、自分の中に新しい価値観を芽生えさせることがあります。
たとえば、最古の権現造の御社殿に心を動かされ、歴史建造物への興味が強まり、ネット検索をし、SNSを眺め、さらに別の土地へ足を運ぶ。そうした連なりは、新しい自分との出会いにほかなりません。
角田光代氏の『八日目の蟬』で描かれたように、七日しか生きられない蝉がもしあと一日生きられたとしたら――予期せぬ世界が広がっているのかもしれません。旅もまた、そんな“八日目”を与えてくれる存在なのだと思います。






