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「円通院」について
円通院は、伊達政宗公の嫡孫(ちゃくそん)・光宗公の菩提寺(ぼだいじ/一家が代々その寺の宗旨に帰依し、先祖の菩提を弔う寺院)として建立され、その霊廟として「c」が寺内にあります。三慧殿は国の重要文化財に指定されており、別名「御霊屋(おたまや)」とも呼ばれています。宝形造・本瓦葺の建物で、四周に高欄付きの縁を巡らせた、東北地方では数少ない格式ある方三間霊屋の遺構です。また、霊屋建築としては宮城県内で最古とされています。
地図はこちらです。
円通院
拝観料(大人500円、小・中学生300円、2026年1月時点)を支払い、松島町指定文化財の山門をくぐると、その先に庭園が広がります。
和の庭園が織りなす美しい景色に心を奪われながら、ずんだ餅や抹茶なども楽しみたくなります。
奥には三慧殿(さんけいでん)があります。
入口付近には厨子(ずし)の拡大図が掲示されており、厨子の内部にはダイヤ、クローバー、ハート、スペードが描かれていると伝えられています。
また、バラの花はローマ帝国以来ローマを象徴する花とされ、水仙はイタリア・フィレンツェ市を表す花とされています。これらは、支倉常長がローマやフィレンツェを訪れた証として描かれたものだと伝えられています。
心字池と、観音菩薩が住むとされる補陀落山を中心とした庭園は、約350年前に造られたと伝えられています。
光宗公の江戸納涼の亭である本堂大悲亭(ほんどうだいひてい)では、数珠づくり体験や縁結び結婚式の場としても利用されています。
また、観光の際には、この庭にて、東日本大震災において松島海岸の被害が最小限に抑えられた背景について、当事者による講談が行われていました。
まとめ
3日ほど松島海岸に滞在しましたが、いずれの日もあいにくの雨模様でした。ところが、不思議なことに、円通院と瑞巌寺を訪れていたときだけは、分厚い雲の合間から青空がのぞいていました。晴れ間に恵まれたのはこのときだけだったため、恍惚とした、どこか厳かなご縁を授かったような、不思議な感覚に包まれました。
また、拝観料を支払った直後に震度3程度の地震に遭遇し、その後、本堂大悲亭の庭で東日本大震災当時の話を題材にした講談を拝聴したことで、その語りに一層の現実味が帯びて感じられました。






