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「Google Bard」について
「Google Bard」は、テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成、質問への回答などが可能なツールです。Googleのアカウントがあれば、こちらの(Google Bardのサイト)から、利用することができます(Google Workspaceを利用している場合、管理コンソールから[Early Access Apps]という項目をオンにする必要があります)。
2023年5月11日からは、日本語でも利用できるようになりましたので、少しだけ利用してみました。
「Google Bard」の概要
「Google Bardとは
まずは、「Google Bard」とは何か?、直接「本人」に質問してみました。「Google Bard」は、テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成、質問への回答などが可能なツールです。
また、事実ベースのトピックの要約やストーリーの作成もできるようです。
さらに、Googleの検索結果と連携して、より包括的かつ有益な回答を提供する点も魅力的です。ただし、現時点(2023年5月17日時点)ではまだ「開発中」というステータスです。
なお、「Bard」は、古英語の単語であり、詩人、物語作家、吟遊詩人を意味することから、そのように名付けられています。
トピックごとのチャット履歴管理について
ChatGPTのサイトなチャット履歴管理、つまり履歴をトッピングごとに保存することはできませんが、今後機能追加される可能性はあります。学習データについて
Google Bard」は、Google検索エンジンによって収集されたデータを学習データとして使用しているとされています。このトレーニングにより、「Google Bard」はテキストの理解や生成、さまざまな種類のクエリや質問に対して人間のようなテキスト通信が可能になるとされています。
ただし、まだ開発中であり、実用性についてはこれからの進展に期待されると言えるでしょう。
対話型検索について
Googleは、Bing検索と同様に対話型検索を導入する方法に取り組んでいるとの情報があります。具体的には、Google検索の結果に対話型検索を導入する予定であり、これによりユーザーはGoogleに質問をしたり、特定の情報を見つけたり、検索結果を操作したりすることができるとされています。
なお、「Google Bard」のサイト上で質問すると、その回答の下に「Googleで検索」が表示されます。
「Googleで検索」ボタンをクリックすると、関連情報を含んだキーワードでGoogle検索が行われるようです。
一方、Googleの対話型検索では、検索結果に対話型の機能が組み込まれ、検索結果内で対話的な情報を利用できる仕組みとのことですので、「Googleで検索」と「Googleの対話型検索」は異なるアプローチですね。
ログインユーザ情報の扱いについて
「Google Bard」では、ログインしているユーザーの会話内容(質問内容)から、そのユーザーの習慣や趣味などの個人に特化した情報を学習することができるようです。これにより、ユーザーの質問やリクエストに関連性の高い応答を生成することが可能となり、よりパーソナライズされたエクスペリエンスを提供することが期待されますね。
文章の訂正や校正機能
「山芳製菓 わさBB牛」の「まとめ」の文章について、「Google Bard」に訂正と校正を依頼したところ、「私はまだ学習中の大規模言語モデルです。文章の処理や理解には対応しておらず、お手伝いできません。」との回答がありました。開発が進むにつれて進化していくことが期待されますが、現時点では調査用のツールとして利用することを考えています。
まとめ
「Google Bard」を使用してみましたが、現時点(2023年5月17時点)では開発中であり、文章の処理や理解には対応していないようです。将来の開発により進化することが期待されますが、現時点では主に調査用のツールとして利用することを考えています。
Googleの対話型検索の台頭が、インターネットの世界にどのような革命をもたらすのかを注視していきたいと思います。