西日本のスープに統一されたどん兵衛

日清のどん兵衛 肉うどん インスタント

目次

「日清のどん兵衛 肉うどん」について

発売開始時は不明(2000年付近だと思われます)ですが、もともと西日本限定で販売されていた「日清のどん兵衛 肉うどん」、2006年4月には東日本向け商品が発売開始されました。
その当時、東日本向けの商品では、麺と具材は西日本と同じでしたが、スープには、鰹だしを使っていました。
そのスープの味が定着しなかったこともあり、2008年5月のリニューアル時に、西日本のスープに統一され、東西で同じ商品となりました。
今(2021年7月)ではロングセラーの「どん兵衛」ですが、コンビニエンスストアにありそうでない商品のひとつです。
そんな「日清のどん兵衛 肉うどん」ですが、2021年5月になって、久しぶりにコンビニエンスストアのインスタント麺(カップ麺)コーナーに陳列されているのを見かけましたので、手にとって購入し、実食しました。

実食

カロリー
カロリーは388kcal(めん・かやくは345kcal、スープは43kcal)です。
スープ代わりとしてぴったりなボリュームですね。

中身
蓋を開けると中には、粉末スープとかやく(加薬)の2種類の袋が入っておりますので、取り出します。
かやくの入った袋を開けて中身を容器に投入し、熱湯を注ぎます。

熱湯5分後
熱湯を注ぎ、5分後に粉末スープを投入しかき混ぜて完成です。

実食
甘めの汁(つゆ)が肉の旨味を引き出していて、シンプルですが、日本人にとって毎日食べても飽きないうどんに仕上がっています。
個人的には、その昔、東日本向けの鰹出汁を採用されていたときの商品も優れいていると感じていましたが、このように東西で同じ味に統一されても、また妙味があり、「進化」でもあるのではないでしょうか。

まとめ

そば・うどんのカップ麺、多くの商品が東海地方近辺を境に、東西(および北海道)で、「つゆ」に違いがある事実は周知の事実とも言えるかもしれません。
鰹、そして昆布や煮干等を使った出汁の取り方に違いがあるものの、大きな違いは、関東では濃口醤油、関西では薄口醤油を使っている点が大きな違いだと考えております。
スープの色が異なるため、見た目が明らかに変わります。
人は視覚でも味を認識する傾向がありますので、濃口醤油と薄口醤油の違いによる見た目の変化は味に大きな影響を与えるため、もっとも大きい要素であると思っています。
「日清のどん兵衛 肉うどん」につきましては、東西で同じ味に統一をしていますので、ある意味珍しい商品なのかもしれませんね。