八幡宮で八幡神(応神天皇)にご挨拶をし、これまでの仙台観光を報告するのも、旅の醍醐味のひとつでしょう。
目次
「大崎八幡宮」について
八幡神は武士の守護神として信仰されており、「大崎八幡宮」も伊達政宗によって現在の地に創建された、仙台総鎮守(せんだいそうちんじゅ)です。主祭神には第15代応神天皇(八幡大神として神格化)を祀り、あわせて神功皇后、仲哀天皇をお祀りしています。武運長久をはじめ、勝負運、国家安泰、厄除けなどのご神徳があるとされています。
地図はこちらです。
大崎八幡宮
高さ5メートル以上ある一之鳥居をくぐると、その先に二之鳥居があります。
雨が続いていたため、一之鳥居の扁額(へんがく)からは、水滴が静かに落ちていました。
二之鳥居の先には、仙台市指定重要文化財の大階段が続いており、その階段を上ると三之鳥居が現れます。
三之鳥居をくぐった先には長床(ながとこ)があり、さらに進むと御社殿(ごしゃでん)があります。
この大崎八幡宮にある長床は、宮城県内で最古のものとされています。
素朴な素木造(しらきづくり)の割拝殿(わりはいでん)形式です。
この御社殿(ごしゃでん)は国指定文化財に指定されており、1607年(慶長12年)に伊達政宗が造営した、現存する最古の権現造(ごんげんづくり)の建築形式です。
権現造という言葉を耳にすると目が痒くなるのは、きっと高校時代、日本史の授業中に寝ていたからだと思います。
本殿・石の間・拝殿が一体となった構成で、黒漆塗りをベースに、極彩色や金箔、彫刻が施された豪華絢爛な装飾が特徴です。
その姿を実際に目にしたことで、今度こそ脳裏に焼き付けたいと思います。
徒然言葉
「るーぷる仙台」で仙台を観光すると、「瑞鳳殿」の急勾配の坂や、パワースポットとして知られる石段を上り、「仙台城跡」の広場を散策した後、この「大崎八幡宮」に立ち寄ることになります。「大崎八幡宮」の境内では、さらに大階段を上ることになるため、御社殿に到着する頃には、かなり疲労していることが予想されます。
そうした背景から、八幡神に祈願する際、「疲れました……」と本音が思わず心の底からこぼれてしまいそうになりますが、そこで一旦呼吸を整え、「私は元気です。また挨拶に来ます」と心の中でつぶやいてみましょう。
なぜなら、旅はそこで終わりではないからです。大階段を下り、さらにへとへとになりながら「るーぷる仙台」に乗り、仙台駅を経由して自宅に戻るまでが、旅だからです。
高校時代に習ったはずの「現存する最古の権現造は何か?」は忘れてしまいましたが、小学生のころに学んだ「旅行とは何か?」は、今でもちゃんと覚えているのでした。






