園内には急勾配の箇所も多く、隅々まで探索するには1時間では足りないかもしれません。
目次
「福浦島(ふくうらじま)」について
福浦島は、全長約250メートルの朱塗りの福浦橋を渡った先にある、面積約6ヘクタールの小さな島です。島内には、赤松や杉、藤など約250種の草木が生い茂る自然公園が広がり、貝塚や弁財天といった歴史の深い史跡も残されています。
遊歩道も整備されており、気軽に散策を楽しむことができます。
地図はこちらです。
福浦島
福浦橋を渡るには、入場料を支払う必要があります。カフェのような建物に入ると券売機が設置されており、そこで入場料を支払ってチケットを購入します。
購入したチケットは、建物を出る際に提示し、そのまま橋を渡ります。
営業時間は8:30~17:00(ただし11月~2月は8:30~16:30)ですが、時間外になるとこちらのゲートが開放されます。
時間帯によっては福浦橋がライトアップされ、橋を渡ること自体は可能と思われますが、福浦島は暗闇に包まれるため、散策は非常に危険です。
クモなどの虫も多く、場所によっては地面がかなりぬかるんでいるため、肝試し目的での立ち入りもおすすめできません。
10月半ばの小雨が降るなか、日の出を迎えた朝5時に福浦橋を渡りました。
全長約250メートルの橋には、私を含めて3人しかいませんでした。
福浦橋を進んでいる途中で、カモメと遭遇しました。
松島海岸ではカモメが大量に集まってしまっているため、2025年10月中旬時点では餌付けが禁止されています。
なお、営業時間内は橋を渡る人が非常に多いためか、カモメが欄干にとまることはほとんどありません。
福浦島に到達し、橋のスタート地点に向かって撮影した光景です。
この付近では、松島の海に手を触れることができます。
見晴台から松島の海を望んだ光景ですが、どんよりとした曇り空だったのが少し残念でした。
SNSなどでは快晴の松島の写真が多く見られるため、こうした悪天候の景色は、ある意味では貴重かもしれません。
福浦島の中心部は広場になっており、その一部は海に面しています。そのため、営業時間内はこの周辺で多くの人を見かけます。
朝5時に訪れた際は薄暗くて気づきませんでしたが、島の中心部にある広場の片隅でコスモスが咲いていました。
10月中旬ということもあり、ちょうど見頃を迎えていました。
まとめ
朝5時、福浦橋では2人ほど見かけましたが、島に入ると人の気配はまったくなく、ひとりで福浦島を散策することになりました。そのため、かなりスリリングな気分を味わいました。雨が続いていたせいか地面はぬかるんで歩きづらく、さらにクモの巣が非常に多かったこともあり、そうした不安がスリルをいっそう高めていました。
それでも恐怖心を抱きつつ、不思議と心が落ち着くような雰囲気もありました。深呼吸をし、普段は味わえない澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込んでいたからだと思います。






