はじめての「インプラント」

インプラント 医療

目次

「インプラント治療」をした理由

2019年5月1日、令和元年がはじまって、間もなく、左上の奥歯の周辺が、腫れてしまいました。
痛みはなかったので、しばらく放置していましたが、腫れがひかず、寧ろ、大きくなってしまったため、億劫でしたが、歯科医院に行くことにしました。
歯科医院で、根管治療を何度か実施しましたが、改善が見られなかったため、CTスキャンにより精密検査をしたところ、大きな嚢胞ができていました。
「嚢胞」といえば、過去に右下の親知らず(智歯、水平になって骨の中に埋伏していたので、「水平埋伏智歯」)の周辺の大きな嚢胞を除去するため、大学病院で、全身麻酔を伴う手術をした経験があります。
術後は、しばらく腫れて(以後、歪んだ顔がさらに歪むという悲惨な結果になりましたが)、固形物を食べられるようになるになるまで、しばらく時間を要しました。
その悪夢が再び、というわけでなかったのですが、抜歯をしただけで、術後は特に日常生活に影響はありませんでした。
しかしながら、入れ歯、インプラント、ブリッジのいずれかを選択する羽目に。
入れ歯とブリッジ場合、保険治療になりますが、インプラントは「自費」です(入れ歯、ブリッジ共に「自費」の治療方法もあります)。
入れ歯やブリッジの方が、インプラントよりも価格を圧倒的に抑えることができますが、インプラントという苦渋の選択をしました。
入れ歯は確かに安価ですが、その「言葉」事態に抵抗があるため選択肢から、すぐに除外しました
ブリッジについては、抜歯した歯の両隣の歯が、既に直近1年の間に、「セラミッククラウン」で補完治療をしていたため、「ブリッジ」にした場合、その両隣の歯についても処方が必要なため、セラミッククラウン補完治療(以降、「セラミック治療」と略記)で投資した金額が台無しになるため、「インプラント」を選択しました。

インプラント治療

レントゲン写真
こちらは左上の歯4本のレントゲン写真。
右から2番目の歯の根幹部分に嚢胞ができていますが、レントゲン写真では非常に分かりづらいです。
レントゲン写真(ズーム)
該当の歯をズームしても、嚢胞ができているか判別が難しいです。
なお、該当の歯についても、4年ほど前にセラミック治療しています。

CTスキャン(1)
レントゲンでは判別が困難なため(実はこの時点で嚢胞ができているという事実がほぼ確定していました)、CTスキャンをすることにしました。
こちらがそのCTスキャンした一部の断面図です。
この時点で、さきほどの、左上の歯の1本の根幹部分に大きな嚢胞ができていることが分かります。
CTスキャン(2)
判別しやすいように、先程の写真の嚢胞をで縁取った写真がこちらです。
かなり大きな嚢胞ができておりますが、CTスキャンでないと、判別が難しいですね。
なお、既に、この時点で、周囲の骨が溶けてしまっています。
セラミック治療をしても、体質であったり、セラミック治療が適切でない(補完した周辺に隙間ができる等)と歯の根幹部分に嚢胞ができる可能性があるのです。

抜歯
抜歯し、嚢胞を除去した後のレントゲン写真です。
しばらく、歯が一本不足した状態での生活を送ることになりましたが、特に差し支えない日常生活を送りました(実は他の歯に負担が行き、欠けてしまいましたが、その歯科医では「ほぼ無償」で治療をしていただきました)。
抜歯した歯
抜歯したセラミックの歯がこちらです(つまり、セラミック矯正が3本並んでいました)。
撮影したのが、抜歯し、約1年ほど経過していますので、かなり変色しています。
セラミック治療しても、歯磨きしないと、このようになるのかと訝しく思いました。


抜歯後3〜4ヶ月ほど経過し(溶けた骨がある程度、改善されるまで時間を開ける必要があります)、インプラント治療を受けました。
まずは、嚢胞で溶けてしまった骨を補強(補填)する治療が必要でした。
図面のように、骨補填材(カルシウムの一種)で補強しました。

血液を採取し、採取した血液を遠心分離させて、CGFとAFGという成分を抽出します。
CGFを骨が欠損した部分に填入(てんにゅう)させて、AFGに骨補填材を混ぜるとのことでした。
骨移植(この場合は骨補填材の移植)の場合、アレルギーや感染のリスクがあるため、CGFを填入させることで、これらのリスクを軽減させ、AFGにより、骨の成長を促すとこのとです(腰骨を利用するケースもあり、その場合は不要で、アレルギー反応については、事例が極めて少ないそうです)。
つまり、骨補填材は、実際に自分の骨の代わりになるのではなく、自分の骨を成長させるために利用される(骨の成長が期待できないケースがあり、その場合、腰骨などを利用する)とのことです。

空気清浄機
感染症などを予防させるため、専用の空気清浄機も配置されていました。
一般家庭では、入手が難しいようです。
なお、大学病院の手術室などでも採用実績のある製品だそうです。
チタン挿入
骨補填の後に、チタン製人工歯根を顎の骨に挿入します。
ネジが奥歯に入っているようですが、特に違和感がありませんでした。
術後ですが、上の歯でしたので、ティッシュで鼻をかむと、上顎洞粘膜(じょうがくどうねんまく)に刺激を受けて、骨補填材がずれてしまったり、蓄膿症といった症状が出てしまうため、最悪なケース、インプラント手術をやり直し、といった可能性があるようです。
なお、治療時間は、トータルで2時間程度でした。

インプラントの歯
骨の補填とチタン製人工歯根の挿入し、3ヶ月ほど経過し、型取りして、セラミック冠のクラウン(「MB」という名称)が出来上がりました。
インプラントの歯(ズーム)
まさに、本物の歯ですね。
空洞がありますが、チタン製人工歯根と接続させるために空いています(もちろん穴は最終的に塞ぎます)。

術後

インプラントの歯(側面)
術後の写真です。
側面、つまり実際に「イー」と歯を他人に見せたときに、これが人工のセラミック冠のクラウンと、気づかれる可能性は低いと思います。
インプラントの歯(上部)
上部からでも、本物の歯とほぼ見分けがつかないと思います。
隣の歯の銀歯が気になりまね(数年後、この銀歯で補填された歯も治療することになると見込んでいます)。

まとめ

嚢胞ができてしまったため、抜歯し、インプラント治療をしました。
嚢胞と抜歯をしてから、概ね8ヶ月ほど要しました。
あくまで個人的な見解になりますが、インプラント治療に置いて一番重要なのは、骨補填だと考えています。
インプラント治療を受けるほとんどの方が、「骨補填」が必要といったお話を聞きました。
治療費については、インプラント治療費は骨補填がどれだけ必要かによって大きく変わります。

インプラント治療で、どの歯科医を選ぶか、というのは非常に難しい問題だと思います。
それは、個人差というものがあるため、自分にとって100%あった治療を提供する医師を探すのは、ほぼ不可能だからです。
そのため、その医師の実績や経験、また、術後のサポートをどれだけ懇親にされるかが、肝心だと考えております。

余談ですが、筆者の場合、骨補填の後に、チタン製人工歯根を顎の骨に挿入した後、1週間ほど治療した周辺が腫れて、青痣ができましたが、痛みは全くありませんでした。
インプラント治療した後の痛みや腫れといった症状は個人差があるようです。